こばやし接骨整骨院グループ(京都市)です。
座っていることできない、夜眠れないほどの坐骨神経痛で辛い思いをしていませんか?
その症状は鍼治療で改善するかもしれません。
この記事では坐骨神経痛に対する鍼治療の効果、筆者の治療経験の実例を紹介します
坐骨神経痛の原因・症状
坐骨神経痛という言葉は聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
坐骨神経痛は、坐骨神経が圧迫されることで起こる痛みやしびれを指します。
通常、腰や臀部から足にかけての痛みやしびれが現れます。
主な原因として椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などがあります。
重症度により痛みの感じ方や、日常生活への影響は変わります。
坐骨神経痛がひどい場合、以下のような日常生活の活動に影響を与えることがあります。
1. 歩行や立ち上がることが困難になる。
2. 座ることや立つことが痛みを引き起こす。
3. 足や腰の動きが制限される。
4. 重いものを持ち上げることが難しくなる。
5. 夜間に痛みで眠りが妨げられることがある
このように坐骨神経痛がひどい場合は日常の様々な場面で痛みを覚えることになります。
そして辛い坐骨神経痛には鍼治療が有効な手段の一つです。
次の章では坐骨神経痛に対する鍼治療の効果をお伝えします。
こちらの記事では坐骨神経痛に関して詳細に紹介しているのでチェックしてみて下さい。
坐骨神経痛に対する鍼治療の効果とは
坐骨神経は体の奥に位置しているため、手で押したりマッサージしたりしても深部まで届かないことがあります。
しかし、鍼治療は体の内部に鍼を刺すことで、坐骨神経に直接アプローチすることができます。
直接的に刺激を入れることで坐骨神経や坐骨神経周囲の筋肉が弛みやすくなります。
鍼治療は直接的なら刺激により、1回の治療の効果が大きいこと、そして即効性があるので治療後の症状の軽快さを感じやすい点があります。
鍼治療の方法は坐骨神経の根元である腰部、そして大きな神経があるお尻、そこから足にかけて痺れや痛みがある場合はその対象部分に鍼を刺します。
鍼を刺すだけでも神経や筋肉は緩みますが、そこから更に電気(パルス)を流し治療効果を高めることもします。
↑腰、お尻への鍼の様子
当院における坐骨神経痛の実例
では坐骨神経痛のある患者様の鍼治療をした中から実際の例を紹介します。
70代男性の実例
こちらの男性は、腰部脊柱管狭窄症を患っており、杖を使用している状態でした。
杖なしでは歩行が困難で、非常に慎重に一歩一歩を進めていました。
来院時の表情は疲れ果てており、「どうにかして楽に歩きたい」との思いで当院を訪れました。
症状としては腰、右お尻、右前太ももからすね、足の甲、足指先にかけての痛み、ビリビリとする痺れ症状がありました。
右下肢に症状があったため右半身を上にして横向きで治療を行いました。
その方が右足に鍼を集中して刺しやすいためです。
鍼を腰、右お尻の中臀筋(ちゅうでんきん)、梨状筋(りじょうきん)という筋肉、右太もも前、右すねに刺し電気を流しました。
30分程度治療を行いました。
治療後はまず歩幅も最初より広くなり歩くスピードが速くなっていました。
痛みは腰とお尻の痛みが大きく改善されており、歩く時に体を足でしっかりと支えられる状態になっていました。
最初は元気のなかった表情も最後は笑顔で帰宅されました。
20代女性の実例
こちらの女性は普段立ち仕事をしており、中腰での作業や重い荷物を運ぶことをされていました。
ある時仕事で重い荷物を運んでいる際に「ピキッ」と腰を痛め、それと同時に左お尻にも痛みが走りました。
そして痛みがおさまらないので来院されました。
症状としては痛みで腰を前かがみにすることができず、常に左お尻と左すねに重だるい鈍痛が現れていました。
治療としては痛みがありましたが、なんとかうつ伏せにはなれる状態。
うつ伏せになってもらい、アイシングで腰部の炎症を抑えてから、鍼治療をしました。
このような急性症状に対してはアイシングが有効です。
そして腰、左お尻に鍼を刺し、更に電気を流しました。20分程度治療を行いました。
治療後は前かがみができなかった腰が痛みはまだありましたが動くようになり驚いておられました。
お尻とすねの痛みも軽快していました。
このケースはすねに直接鍼をしていませんが、根本である腰とお尻を治療したことにより、すねにまで影響が出ました。
坐骨神経痛はなにも痛いところ全てを治療しなくても根本を良くできれば、その他の部位まで影響を与えることができます。
まとめ
今回は坐骨神経痛について紹介しました。
先ほどの症例にもありましたがずっと痛みを抱えている人もいたら、急に痛みが現れる人もいます。
また男女、年齢も問わず誰もが痛くなる可能性があります。
中には鍼治療でも改善されない症状もあります。
私たちは必ず体のチェックをしてから治療を行いますので、必要な場合には医師に紹介し連携を取ることもしています。
あなたのお悩みの痛みは鍼治療で解決できるかもしれません。
ぜひ鍼治療も検討してみてください!
この記事を書いた人 : 荒木 暉弥(鍼灸師)
京都市内で6院展開のこばやし接骨整骨院グループでは、鍼灸治療はもちろん、ケガの治療から予防法の指導まであなたのベストパフォーマンスを追及します。体の痛み・辛さでお悩みの方はご相談ください。