運動中に、「足の内側くるぶしの少し下」に痛みを感じられた事はありませんか?
それは有痛性外脛骨というケガかもしれません。
この記事では、有痛性外脛骨について紹介します。
スポーツ活動への影響や体の使い方、日常生活において気を付けるポイントを知っていきましょう。
有痛性外脛骨の原因
外脛骨とは本来、体にはない骨(過剰骨)なのです。
一般的には、思春期の時期(10~15歳)に、過度な運動により足の内側にある過剰骨で炎症が起こります。
そのまま、運動を続けていると痛みが徐々に強くなってくるケガです。
(Thanks to @visiblebody)
画像の青色の部分が舟状骨で、そのさらに内側に小さな骨が余分にできます
なぜ外脛骨はできるのか
外脛骨ができる理由としては主に2つあります。
- 生まれつき外脛骨がある
- スポーツ活動によって外脛骨ができる
今回は、②について説明します。
外骨とは元々、舟状骨という足の骨から剥がれてできます。
成長期の子供は骨に水分が多くて柔らかく、過度の運動を繰り返すことで筋肉や靱帯にに引っ張られて、骨が剥がれてしまうことがあります。
そのまま大人になるにつれて、骨は固まり外脛骨が出来上がります。
有痛性外脛骨になった時の対処法
有痛性外脛骨は安静にするのが1番です。
日常生活においては、立っているだけでも足の内側には体重が乗り続けています。
さらに運動で負担をかけてしまうと、外脛骨が筋肉(後脛骨筋)によって引っ張られるので、痛みが強くなってしまいます。
以下の方法で対処していきます。
アイシングと温め
炎症の強い時期はアイシングが有効で、炎症は2〜3日で収まります。そこからは、温めていきます。
大事なことなのでもう一度言います。
炎症が治るまでは冷やし、炎症が引いた後は温めてください。
並行して、ストレッチを行い、ふくらはぎの柔軟性を持つこともオススメです。
テーピング・インソール
安静にすると、通常1~2週間で炎症が引き、痛みも無くなっていきます。
しかし、運動選手にとっては練習やチームからの離脱はなるべく避けたいものですよね。
どうしても安静にできない場合、
- テーピング → 足の裏の内側アーチを補強する
- インソール使用 → 土踏まずをサポートする
などの処置でスポーツ活動を行なっていただけるようサポートします。
当院では、上記に加え、超音波治療器を使って、体の深部に刺激を加え鎮痛効果促し早期治癒をを図ります。
有痛性外脛骨の予防
外脛骨は一度改善しても、誤った体の使い方のままだと再発してしまうケガです。
なので、しっかりとしたケアと正しい体の使い方を知り、習慣化する事が大事です。
寒い時期の長期的な練習や、練習量が増えるとケガのリスクも上がってきます。
ストレッチや体の使い方を覚えて、再発予坊につとめましょう。
有痛性外脛骨の原因の一つ、偏平足の記事も参考ください。
まとめ
有痛性外脛骨は、体の成長が加速しさらにスポーツへの取り組みが盛んになる10~15歳の間に多く見かけるケガです
安静にすれば改善するケガですが、スポーツの活動をできるだけ休みたくないのも事実ですよね。
当院においては、患者様との相談のもと、出来るだけスポーツを続けながら治していくという選択を取らせていただいております。
ケガが治った後も、ケガをしにくい身体を作りを指導させていただき、それぞれの舞台で活躍できるように全力でサポートします。
京都市内で5院展開のこばやし接骨整骨院グループでは、スポーツ等によるケガの治療から予防法、体の使い方の指導まであなたのベストパフォーマンスを追及します。
体の痛み・辛さでお悩みの方はご相談ください。