こんにちは、こばやし接骨整骨院グループ(京都市)です。
日常生活の中で膝を曲げたとき、突然痛みを感じたことはありませんか?
それは膝からの危険信号かもしれません。
そんな膝の痛みを「そのうち治るだろう」と放置すると、悪化してしまう可能性があります。
この記事では、膝の痛みに悩む方に向けて、膝の症状、原因、予防法について詳しくご説明いたします。
ぜひ最後までご覧いただき、膝の痛みから解放されるためのヒントを見つけてください。
膝を曲げると痛いときの特徴
膝の痛みは、日常生活のあらゆる動作の中で感じることが多く、
・不意に膝を曲げる時に痛む
・走り出す時に痛む
・座って立ち上がる時に痛む
・正座ができない
・階段の降りる時に痛む
・寒い時に痛む
・膝の中で音がする(膝が鳴る)
・膝のお皿が痛む
・膝に水が溜まる
・足を擦って歩くような違和感
などの、不調が典型的なものです。
これらの症状が進行すると、膝をかばうために他の部位にも負担がかかり、二次的な痛みが生じることもあります。
膝の形状と関係する問題
膝の痛みの背景には、膝関節や足の形状が大きく関係しています。
O脚・X脚
代表的な膝の形には、O脚やX脚があります。
O脚は外側荷重になりやすく、足全体的に外側が悪くなります。
X脚は内側荷重になりやすく、足全体的に内側が悪くなります。
回内足・回外足
次は足先の状態です。
回内足、回外足があります。
回内足の人が非常に多く、土踏まずの部分がない方が当てはまります。
この方は靴底の内側のすり減りがとてもみられ、足裏の機能も乏しいです。
回外足の人はそれほど多くはありません。
膝痛の主な原因
膝痛の原因は大きく分けて、筋肉によるものと関節によるものがあります。
筋肉が原因の場合
膝裏か、お皿よりも上の方に痛みを感じる場合は、筋肉が原因となっていることが多いです。
筋肉が原因の痛みは、肉離れの記事をご参考ください。
関節の方が、痛めてしまうと厄介で、完治まで時間も要します。
関節が原因の場合(変形性膝関節症)
関節が原因の症例として、「変形性膝関節症」を紹介します。
これは、関節軟骨の変性や摩耗と、軟骨および骨の新生と増殖の混在(変形性変化)によって起こるものです。
9割の人はO脚の方であり、X脚の人は多くはありません。
多くは50歳代で男女比1:3ですが、どの年齢層でも起こりうる症状です。
私生活による原因としては、膝の捻れが大きく関与すると考えます。
膝関節自体は、曲げたり伸ばしたりがメインですが、回内足であったり、O脚の方は階段を昇降時などで捻れが働いてしまっています。
本来、曲げ伸ばしの単純な動きの関節に、「捻れ」は、起こってはならない動きです。
その繰り返しの動きで、関節軟骨の所にストレスをかけてしまい、膝に水が溜まってしまうこともあります。
悪化を防ぐための予防法
膝の痛みが悪化しないよう、以下のような簡単なトレーニングと日常で気をつけるポイントを紹介いたします。
自宅で簡単!座った姿勢で行えるトレーニング!
膝の変形を防ぐためには、太ももの内側の筋肉を鍛えることが有効です。
内側の筋肉が衰えると膝関節に余分な負荷がかかりやすくなり、変形が進む事があります。
そのために普段鍛えにくい、内側を鍛えていきましょう!
写真のようにボールを挟み10秒キープします。
間の休憩をとり、合計3セット行います。
朝と夜にするのを目標にやりましょう!
寝転んだバージョンです。
仰向けになり、ボールを落とさない程度の強さで、左右に振り、10往復やりましょう!
階段の昇り方に気をつける
次に階段や段差の昇り方です。
横から見た時こうなっている方がほとんどだと思います。
膝が足先よりも前に出てしまいます!
これは膝が内側に入り、捻れを起こしやすいです。
膝は前に出さず昇りましょう!
この時慣れない方は必ず手すりをお使いください!
もも裏にハリ、またはストレッチが感じれば成功です!
実際の症例:変形性膝関節症の治療例
60代(女性)で趣味は卓球をされており、膝痛みを感じ来院されました。
過去に足先の指を骨折されたことがありました。
曲げ伸ばしの途中で痛み、どうにか曲げきることは出来ますが、伸ばしきると痛みがでました。
元々、逆の膝には変形性膝関節症がありました。
治療は、超音波と手技を行いました。
膝周りの筋肉に負担がかかる部分を緩めていきました。
患部は触ると痛みが出るため、超音波治療で痛みがないよう治療を行いました。
2週間後
曲げる時の痛みに改善がみられました。
1ヶ月後
曲げる時の痛みがなくなりました。
関節が固まらないよう続けて曲げていきました。
伸ばしきる時の痛みも改善がみられました。
変形性膝関節症、膝を曲げれる可動域が狭くなります。
可能な範囲で痛みがないように、徐々に手技で曲げていく施術をしていきました。
今でも卓球をするのが楽しみなので、身体のケアを続けながら、私生活を楽しめるまで改善しました。
まとめ
膝を曲げたときに感じる痛みは、放置しておくと悪化しやすく、最終的には歩行困難や日常生活に支障が出る恐れがあります。
特に変形性膝関節症のような進行性の疾患は、早めの対応が鍵となります。
膝の痛みには、その他多くの症状があり、治療法があります。
当院では、患者さま一人ひとりに向き合い、どのような痛みや違和感でも、最善の治療を行います。
膝は将来にまで、影響を及ぼす大切な関節です。
一生に渡ってご自身の膝で歩いていただくため、今できるケアを始めていきましょう。
ぜひ、当院にご相談下さい。
この記事を書いた人 : 後藤 誓(柔道整復師)
京都市内で6院展開のこばやし接骨整骨院グループでは、膝の曲げ伸ばしの時の痛みはもちろん、ケガの治療から予防法の指導まであなたのベストパフォーマンスを追及します。体の痛み・辛さでお悩みの方はご相談ください。