ツラい腰痛には鍼が効く!?鍼治療の効果とツボを使ったセルフケア

腰の鍼治療

毎朝、起き上がるのが辛くなるほどの、腰の痛みに苦しんでいませんか?

あるいは、長時間のデスクワーク後に感じる腰の慢性的な違和感やダルさを感じていませんか?

多くの人々が日々抱える腰の痛みは、仕事や日常生活に大きな影響を与えます。

しかし、あなたが抱えるそのツラい腰痛、鍼治療で改善の道が見えるかもしれません。

この記事では、腰痛に効果的な鍼治療とツボを使ったセルフケアについて紹介します。

鍼治療が有効な腰痛の症状

腰痛の症状には様々な原因があります。

・日常生活や運動による腰痛
・転倒や交通事故などで腰にダメージを受けたことによる腰痛
・風邪など発熱をして起こる腰痛
・生理痛から起こる腰痛

などの原因があります。

今回はその中の鍼治療が有効とされる、腰に負担がかかって起こる腰痛を取り上げます。

ぎっくり腰と言われる腰痛であったり、腰痛が原因で起こる坐骨神経痛などは腰の筋肉の緊張や関節部の炎症、神経の圧迫などが原因となって痛みを引き起こしています。

鍼治療は、皮ふや筋肉に直接鍼を刺すことで、筋肉や神経の緊張を和らげ、血液循環を促進することで症状を改善します。

また、鍼を刺すことで体内の自然治癒力を高める効果も期待できます。

鍼治療は即効性が高く、施術後の痛みの軽減や軽快さを感じやすいことも有効とされています。


腰痛に対する鍼治療の流れ

当院において、実際に腰痛に対して行っている鍼治療を紹介します。

まずは検査を行い、腰痛の原因が何なのかを調べます。

どのような腰痛にも原因があるので、その原因に対して有効な治療していくことが重要になります。

そして、鍼治療を施していきます。

鍼を刺す場所は、皮ふや筋肉が傷つき炎症や血行不良が起こり、コリコリと固まった硬結と言われる部分や、腰にあるツボ(経穴)や腰に有効とされている手・足にあるツボ(経穴)にしていきます。

坐骨神経痛がある場合は神経の痛みが出ている部位にも鍼を刺していきます。

鍼を刺す場所や深さ、鍼の長さや太さで刺激の強さを調整し、症状に最適な効果を与えることを目指します。

さらに刺している鍼に電流を流しパルス(電気鍼)治療を加えてしていきます。

直接筋肉に電気を流すことにより、筋肉がピクピクと収縮し筋緊張を和らげ血流改善の効果がより一層促進されます。

こちらは腰に存在しているツボ(経穴)を使って鍼治療を施している様子です。
腰の鍼治療(上アングル)腰の鍼治療(横アングル)当院の事例では、歩くことやベッドに横になることが辛くなるほどの痛みで、動きが慎重になっている患者様に鍼治療をしたところ、治療後にはスムーズに動けるまでに回復されました。

鍼治療よりお手軽!腰痛のツボ押しセルフケア法

鍼治療に通う前に、ご自身で対処したい方のために、腰痛がツラい時に自分で行えるおすすめの対処法をお伝えします。

腰痛に効果的なツボ(経穴)は腰部、そして手や足にもあります。

その中の手や足に存在しているツボ(経穴)は、腰に比べて自分でも押したり刺激を入れやすく、セルフケアに適しています。

腰痛の緩和におすすめのツボ(経穴)を2つ紹介します。

腰腿点(ようたいてん)

このツボ(経穴)は、手の甲にあります。

中手骨(ちゅうしゅこつ)とよばれる手の骨の間に2か所あり、左右の手で合計4か所あります。

場所は、人差し指と中指の中手骨が接合する手前のくぼみ、中指と薬指の中手骨が接合する手前のくぼみにあります。

刺激の仕方としては、そのくぼみを親指で手首の方向に押し込むように押します。

重い痛みが感じられると効いている証拠です。

このツボ(経穴)は特攻穴と呼ばれ、名前にも腰が使われているほど腰痛に効果があります。

筆者も腰を痛めた際に押しところ、痛みが軽減されスムーズに動けるようになり、驚いた経験があります。
腰腿点の図

委中(いちゅう)

このツボ(経穴)は、膝の裏にあります。

場所は、膝裏の真ん中にあります。

刺激の仕方としては、イスもしくは床に座った状態で軽く膝を曲げ、親指で押し込みます。

膝裏は神経も集中しており、敏感で痛みが感じやすい場所になるので、刺激の強さは痛気持ちいい程度で十分です。

このツボ(経穴)は四総穴と呼ばれ、全身に361個あるツボ(経穴)の中でも、とくに代表的な4つのツボ(足三里・委中・合谷・列缺)の内の1つです。

委中は腰に対する効果が高いとされているツボ(経穴)です。
委中の図

まとめ

いかがでしたか?

鍼治療は腰痛に有効な治療方法のひとつです。

当院では、とくに

・歩くことが辛いほど急に腰を痛めた方
・定期的に繰り返し腰を痛める方
・常に腰に負担がかかり慢性的に腰を痛めている方

鍼治療をおすすめしています。

必ず治療を行う前に検査をして腰の状態を調べさせていただきますのでご安心ください。

重症な症状や緊急的な症状である場合は必要に応じて専門的な医療機関にも紹介しています。

腰痛にお悩みの人は1人で抱え込まず、1度接骨院に相談してみてください!

 

この記事を書いた人 : 荒木 暉弥(鍼灸師)


京都市内で6院展開のこばやし接骨整骨院グループでは、鍼灸治療はもちろん、ケガの治療から予防法の指導まであなたのベストパフォーマンスを追及します。体の痛み・辛さでお悩みの方はご相談ください。

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