ドアに指を突いてしまった!ボールで指を突いてしまった!など
突き指してしまったことありませんか?
侮ることなかれ、突き指はしっかり処置しないと、関節が緩くなったり、指の変形につながってしまいます!!
この記事では突き指の症状の特徴・原因・対処法。を紹介します。
突き指ってどんなケガ?
実は、突き指というケガの名前ではありません。
文字通り指を突いて、
- 指の骨
- 関節
- 腱
- 靭帯
などを損傷するケガの総称です。
ケガの起こり方を突き指と呼んでいます。
治療をしていく際には、これらの指を構成するものがどのように、どの程度損傷しているかが重要になってきます。
例えば、突き指によって骨が折れた。突き指によって脱臼した(関節が外れた)。
と、言ったようにケガの内容によって処置が変わってきます。
突き指によるケガの種類
突き指によるケガの種類を紹介します。
①骨折
骨の真ん中で完全に折れたり、裂離骨折といって腱や靭帯の付着部が引っ張られて剝がれるように折れたりします。
転位と言って骨がずれている場合は整復(元の位置に戻して)し固定します。
②脱臼
関節が外れ、ずれている状態です。見た目に大きく変形します。整復し固定します。
③捻挫
骨と骨をつなぐ靭帯というバンドのようなものが部分的、もしくは完全に切れている状態です。繋がりやすい位置で固定します。
④腱損傷
指を曲げる、伸ばす役割がある腱が損傷している状態です。これも繋がりやすい位置で固定します。
どのケガもさらに細かく分かれますが今回は割愛します。
後の項でいくつか症例を紹介します。
突き指をしたときの対処法
自宅やスポーツの際に突き指をしたら…
①変形や大きな腫れがある場合
ご自身で戻そうとはせず、早急に接骨院や整形外科に行きましょう。
骨折、脱臼が起こっている可能性があります。
大きく骨がずれるような怪我は元の位置に正しく戻すことが早いほど予後が良く、何より、大幅に痛みが楽になります。
②変形はないがズキズキ痛い
ご自身では、まず痛いところを冷やしてください。
腱、靭帯の損傷、もしくは裂離骨折などが起こっている場合があります。
可能な限り早く接骨院、整形外科に行きましょう。
※絶対に指を引っ張らないでください!
損傷した靭帯など悪化する恐れがあります。
アイシング方法については下記リンクの記事をご参照ください。
接骨院での突き指の対処方法
触診、エコー検査にて迅速に詳細に患部の確認、処置を行います。
①骨折や脱臼
応急的に整復し、固定します。
その後、医師に整復後の確認を取っていただき、後療法を行っていきます。
②捻挫や腱の損傷
損傷した組織が繋がりやすい位置で固定します。
後療法
2~3週間固定しながら、ケガの治りを早くする超音波療法を行います。
さらに、ずっと固定していると関節が硬くなり、動かしづらくなってしまうので、段階的に関節を動かすリハビリを行っていきます。
突き指によるケガの症例
①骨折の整復
②脱臼の整復
③小指の脱臼
↑小指の第2関節が外れています
↑元の位置に戻し固定しました。
④捻挫
↑人差し指の第2関節の捻挫固定です。
↑親指の第2関節の捻挫固定です。
⑤マレットフィンガー(指先の腱損傷)
事例紹介やYouTubeで症例など載せておりますので、参考にしてください!!
まとめ
今回は突き指について紹介しました。
突き指はケガの中でも発生頻度の高い怪我です。
重症のものはご自身でも緊急性に気づき、対処されると思いますが、軽症のものでも、放っておくと治りが悪くなってしまいます。
突き指は正しい位置で固定することが重要です。
必ず、整骨院などで処置を受けてください。
京都市内で5院展開のこばやし接骨整骨院グループでは、エコー検査装置を完備しており、体の微細な損傷までチェック、処置いたします!突き指の治療はもちろん体のケガの治療から予防法の指導まであなたのベストパフォーマンスを追及します。
体の痛み・辛さでお悩みの方はご相談ください。