足首の内側が痛い!足首捻挫内側の原因と対処法を解説

こんにちは、こばやし接骨整骨院グループ(京都市)です。

足首の内側を痛めて運動や日常生活に困っていませんか?

「足首の内側が痛いけど、湿布を貼っておけば治るだろう」

と考える方もいるかもしれませんが、実は足首の内側の捻挫は”治りにくい”ことが特徴です。

この記事では、足首の内側が痛くなる原因や考えられる症状、対処法について分かりやすく解説します。

足首の内側の捻挫「足関節内側靱帯損傷」とは

足首捻挫の大半は外側で起こります。

その理由は、人間の足首の構造的に内に捻りやすいからです。

しかし、内側の捻挫も見逃せません。

足首周りにはたくさんの靱帯があります

その靱帯の内側を損傷してしまうことを”足関節内側靱帯損傷”といいます。

これがいわゆる内側の捻挫です。

内側の捻挫は、外側に比べて治りにくいとされています。

足首の内側が痛む原因は?

足首の内側を痛める原因として、

・物を踏んで足を捻る
・スポーツで横への切り返し時に痛める
・元から痛めやすい足首の使い方をしている
・外側の捻挫の際に同時に痛める

などが挙げられます。

物を踏んで外側に捻ると、足首は(下の画像)のような形になり、足首の内側の靱帯にストレスがかかって損傷してしまいます。

とくに、スポーツをしているときに、横への切り返し動作をすると、内側の靱帯に大きな負担がかかり、捻挫を起こしやすくなります。

足首の内側をよく痛める方は、土踏まずが潰れていて扁平足になっているケースが多いです。

以下の画像は、悪い例(上)と良い例(下)です。

悪い方(上)を見てみると内側に体重が乗ってしまっていますよね!

土踏まずが落ちて内側の靱帯にストレスがかかります。

この状態で歩いたり運動したりすると、内側靱帯に慢性的な負担がかかり、捻挫しやすい傾向にあります。

足首の内側が痛むときの対処法

次に足首の内側が痛むときの対処法を紹介します。

テーピングとパッドの使用

内側にパッドを当ててテーピングすることで、土踏まずが潰れないようにサポートします。

これは足の内側に当てるパットです!

このように当ててテープやアンダーラップなどを使って固定します。

これをつけて『靴を履いて』歩くだけでも痛みが緩和します。

この際、靴の紐をしっかり締めて結ぶ事が重要です!

これにプラスして、足首を外側に捻らないようにするテーピングをしてあげると尚いいですね!

ここで、内側を痛めても部活の練習など運動はしても良いのか?と疑問に思う方もいると思います。

結論、出来ます!

勿論痛めてる度合いにもよりますが、パットを入れて強固なテーピングを施せば運動は可能です。

ですが、外側の靱帯を痛めてる時よりも日常ストレスがかかりやすい為、治るのが遅いのも事実です。

「今休むべきかどうか。」を慎重に見極める必要がありますね。

・損傷がひどい時
・痛みが強過ぎて歩く事すらままならない時
・固定して早く直してしまいたいと言う時

などは、ギプスなどの固定をするのも手段の一つとして考えておくと良いと思います。

接骨院・整骨院での治療

自己流のケアでは、捻挫が完治しないケースもあります。

接骨院では、以下のような専門的な治療を受けられます。

アイシング(冷却療法)
アイシングは冷たい感覚が無くなるまで行ってください。
皮膚表面がいくら冷えても損傷部位の炎症は抑えられません!

超音波治療
超音波を当てて、細胞を活性化させたり血流を良くして患部の修復を早めます。
自然に治るよりも治癒期間を短くできる治療法です。

関節の固定
腫れや炎症が引いて来たら、足首周りの筋肉を鍛えたり、足首の動きを取り戻すためのリハビリを行います。
例として、当院では高反発マットの上での歩行や、手技での可動域を広げる治療などを行っています。

足首の内側の痛みの他の原因

後脛骨筋健炎

内くるぶしの下にある骨に付着する筋肉の腱が痛む症状です。

よく走ったりジャンプしたりするスポーツをする方に多い怪我です。

後脛骨筋という筋肉をよく使うことで引き起こされます。

靱帯損傷と違い内出血はほとんどなく、ひどくなると腫れやつま先立ちをするだけで痛みが出ます。

この場合も対処法は似ていて、パットを入れたりテーピングをして対処します。

有痛性外脛骨

痛みが出る場所は後脛骨筋健炎とほとんど同じです。

詳しくは以下の記事をご参考ください。

まとめ

今回は足首の内側の捻挫について紹介しました。

しつこいようですが、足首の内側の捻挫は治りにくいです!

外側も含め、足首の痛みは運動している方にとっては、避けては通れないぐらい起こる怪我だと思います。

しかし、そのまま放置すると慢性化や運動機能の低下につながる可能性があります。

何が原因かが分かれば適切な対処ができ、治るのも早くなることは間違いありません。

もしも、足首の内側の痛みが取れない場合は、早めに整骨院などで専門家に診てもらうことをお勧めします!

この記事を書いた人 : 宮前 太一(柔道整復師)


京都市内で6院展開のこばやし接骨整骨院グループでは、足首の捻挫の治療はもちろん、ケガの治療から予防法の指導まであなたのベストパフォーマンスを追及します。体の痛み・辛さでお悩みの方はご相談ください。

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