足の甲の腫れ・痛み|リスフラン靭帯損傷の原因・治療・対処法

リスフラン靭帯損傷イメージ

こばやし接骨整骨院グループ(京都市)です。

足の甲に感じる痛みや腫れが気になり始めたあなた。

もしかすると、それは単なる疲れや軽い捻挫ではなく、もっと注意が必要な状態かもしれません。

特に、スポーツをしている最中や何気ない歩行中、足の甲に鋭い痛みがある場合、それはリスフラン靭帯損傷のサインかもしれません。

この状態を見過ごすと、痛みが悪化したり将来的な歩行障害につながる可能性もありますので、早めの対応が重要です。

この記事では、リスフラン靭帯損傷の原因や、対処法・治療法について紹介します。

リスフラン関節とは

リスフラン関節(足根中足関節)とは足の骨を構成する関節の一つです。

この関節は、歩行や走行などの際に足を支える重要な役割を果たしており、損傷すると大きな痛みを伴うことがあります。

リスフラン関節の主な機能は

・背屈:つま先を上に上げる
・底屈:つま先を下に下げる
・内反:足を内側に曲げる
・外反:足を外側に曲げる

など、足を上下左右に動かす時すべての動作に対してリスフラン関節が関与しています。

リスフラン関節

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リスフラン靭帯損傷の原因

リスフラン関節損傷は、直接的な外力や圧力が足に加わることで起こります。

リスフラン関節を繋ぎ止めている靱帯が損傷することを、リスフラン靱帯損傷といいます。

このリスフラン靱帯が損傷すると足部のアーチにも影響し、足部の不安定性が出てしまいます。

特にスポーツ活動中に多く見られ、体操・剣道など、裸足でのジャンプや着地の繰り返しや、つま先での踏み込みが多い競技。他には、ラグビー・アメリカンフットボールなどぶつかり合いが多い競技でリスクが高まります。

また、重い荷物を頻繁に運ぶ仕事や長時間ハイヒールを履くことも原因のひとつです。

つま先の方に体重がかかった状態で、ストレスが多くかかると受傷のリスクは上がります。

痛みを放置せず、しっかりと治療をすることが大事です。

リスフラン靭帯損傷

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リスフラン靱帯損傷と混同しやすい、足の甲の腫れで見られる症状としては

・中足骨の疲労骨折
・筋肉、腱の炎症
・足関節の捻挫
・痛風
・蜂窩織炎

などがあります。

リスフラン靭帯損傷の対処法

リスフラン靭帯損傷が起こると、足の甲に腫れや足を着いた時に痛みを感じ、歩行困難などの症状を引き起こします。

症状があると歩行時、特につま先に体重が乗ると痛みが強く出るので、踵重心に歩くと緩和します。

↓右足を痛めている足

リスフラン靭帯損傷症例 写真のようにリスフラン靭帯損傷が起こると足の甲に腫れが出てきます。

怪我をするとその部分に炎症が起きているので、その炎症を引かすためにもしっかりアイシングをし、少しでも炎症を抑制していきます。

治療法

・アイシング
炎症を抑えるためにアイシングを行います。

・超音波治療
患部に超音波という細かい振動を当て、血流を良くし、治癒促進していきます。

超音波治療を行うと3〜4割程度早く治ると言われています。

・固定
ライトスプリントという固定具を使い固定していきます。リスフラン関節損傷では写真のように足底を固定します。
ライトスプリント足底固定

リスフラン関節は足を上下左右動かす時、歩く時など日常で負担がかかるのでほっておくとなかなか治らず痛い状態が続いてしまいます。

しっかりと固定することにより動きを制限し、歩行時も痛みなく歩くことができます。

関節の損傷と共に靭帯の断裂が起こるとギプス固定、手術なども検討されます。

・リハビリ
固定をすると損傷部位に負担がかからず早く治すことができますが、その分動かさないので使っていない筋肉や関節が硬くなります。

そのため、状態を見ながら動かしたり、周りの筋肉を緩めたりして可動域を正常に戻していきます。

固定の後のケアもしっかり行います。

・テーピング
固定具を外した後は、テーピングによりリスフラン関節を適切に支え、再損傷を防ぎます。

 

まとめ

リスフラン靱帯損傷は、フィギュアスケートの羽生結弦選手も受傷経験があり、プロのアスリートでも起こりうるケガです。

放置するとなかなか治らない怪我ですので、しっかり治療をしましょう。

こばやし接骨整骨院グループではケガをしっかり診ることに力を入れています。

ケガの回復まで全力でサポート致しますので、お体に痛み・不安のある方は一度当院にお越し下さい!

この記事を書いた人 : 谷口 翔哉(柔道整復師)


京都市内で6院展開のこばやし接骨整骨院グループでは、足の甲の痛みの治療はもちろん、ケガの治療から予防法の指導まであなたのベストパフォーマンスを追及します。体の痛み・辛さでお悩みの方はご相談ください。

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