膝の腫れ・痛みを解消!膝に水がたまる原因と正しい対処法

こんにちは、こばやし接骨整骨院グループ(京都市)です。

膝が動かしにくく、辛い思いをしていませんか?

それは膝に炎症が起こり、水が溜まっているかもしれません。

膝の痛みや膝の腫れが頻繁に繰り返されると、膝関節の機能が低下し、最悪の場合は手術が必要になることもあります。

症状が軽度のうちに適切なケアを受けて、膝の健康を保ちましょう。

この記事では膝の水たまり、原因や対処法、治療法を紹介します。

膝に水がたまるってどういうこと?

膝に「水がたまる」とは、関節部分にある「関節液」が異常に増えてしまう状態を指します。

潤滑油の役割

膝の関節(骨と骨の繋ぎ目)には、膝を曲げ伸ばししたりする際にその動きを円滑にするため関節包という袋があります。

袋にたまる水は関節液といいます。

関節液(膝の水)の役割として、1つ目は関節の動きを円滑にする潤滑油の役割があります。

あなたも、自転車のチェーンが動きにくくなった時など、KURE5-56などの潤滑油を使うことがあるかもしれませんね。

人間では、関節液がそれにあたり、膝関節の動きの際に摩擦を減らしてくれます

栄養供給の役割

2つ目は組織に栄養を届ける役割があります。

関節包の内側に、滑膜という膜があります。

関節液は滑膜から分泌されたもので、関節包という袋の中に関節液が満たされています。

膝に水が溜まっている状態とは、膝の中で何かしらの炎症が起きているということです。

正常な膝では、通常1〜3ml程度の関節液があると言われています。

それが膝に炎症が起こると、関節液が20〜30ml程度に増えていきます。

滑膜では、常に関節液の新陳代謝を行なって関節液を1〜3mlを保っています。

上記のように関節液が20〜30mlになるのは、炎症により滑膜の新陳代謝の働きが崩れ、膝に水が溜まっていってしまうからです。

膝に水が溜まる原因とは?

膝に水が溜まる原因としては

・変形性膝関節症
・半月板損傷 (内側、外側半月板)
・靭帯損傷 (前十字、後十字靭帯)
・関節リウマチ、痛風

があげられます。

中でも半月板、靭帯の損傷は日常生活の中で膝を捻ったり、転倒した時などに起こります。

スポーツ中の急な停止やジャンプの着地時、急な方向転換時に起こり、負担がかかることにより炎症が起き急に水が溜まります。

当院の処置としては、問診・視診・触診を行い、水があるかないかをチェックを適切に治療を行います。

その他の症状も検査を行い、判断して治療していきます。

急な怪我、膝に違和感がある方は是非当院にお越し下さい!

膝に水がたまった時の対処法

水が溜まった時の対処法として、まず膝の炎症が治ってきたら水も正常に戻っていきます。

ですが、炎症がひどく水が溜まりすぎたら膝周りがパンパンに腫れて動きにくくなってしまいます。

その場合、病院等で水を抜いてもらいます。

そうすると膝周りの腫れがましになり、動きやすくなります。

接骨院では、水を抜くことは出来ませんが、水の溜まりの有無の確認、症状を診ての判断が出来ます。

必要に応じて病院等に行ってもらうようにご提案させていただきます。

実際に来院されている患者さまでも、「水を抜いたら痛みが緩和し、動かしやすくなった」、と言っておられる方もいます。

注意点としては、水を抜いたら膝周りの痛み、腫れがましになり、「もう治った」と油断してしまうことです。

そのため、よく動いたり、膝に良くない体勢を取ったりと負担をかけてしまいがちです。

ですが、溜まった水を抜いただけで、膝自体の症状が治ったわけではありません。

負担のかかることは控えて、しっかり治療をして根本の症状を治していきましょう。

膝の痛みの治療法

溜まった水を抜くだけでなく、根本の症状を治す必要があります。

当院では、膝の痛みを軽減し、回復を早めるための方法を提案しています。

超音波治療

患部に超音波という細かい振動を当て、血流を良くし、治癒促進していきます。

超音波治療を行うと3〜4割程度早く治ると言われています。

手技

膝やその周囲の筋肉に負担がかかっている場合、それを緩和するための手技療法を行います。

患部をかばうため、反対側もより負担がかかって痛むこともあります。

手技により、筋肉を緩め、痛みを軽減させます。

姿勢や使い方

姿勢や使い方が悪いと、それだけで体に負担がかかり、より痛みを助長させる可能性もあります。

また、痛みが少なくても、姿勢や使い方が悪いと今後痛みが出てくる可能性があります。

当院では、患者さま一人ひとりに向きあい、普段の姿勢、体の使い方を見て、正しい姿勢を指導させていただきます。

まとめ

今回は膝に水がたまる原因・処置・治療法について紹介しました。

膝が痛い方、たまに痛い時がある程度の場合でも、放置すると症状が強くなる可能性があります。

症状が軽症のうちにしっかり治療をして治していきましょう!

気になることがあれば、お気軽に整骨院・接骨院にお越しください!

この記事を書いた人 : 谷口 翔哉(柔道整復師)


京都市内で6院展開のこばやし接骨整骨院グループでは、膝の痛み・腫れの治療はもちろん、ケガの治療から予防法の指導まであなたのベストパフォーマンスを追及します。体の痛み・辛さでお悩みの方はご相談ください。

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