股関節の痛み・違和感…変形性股関節症かも?!

こんにちは!こばやし接骨整骨院グループ(京都市)です。

股関節の違和感や痛みでお悩みではありませんか?

それは変形性股関節症かもしれません!

変形性股関節症を放置すると、痛みの増加や関節の変形、可動域の制限、筋力低下などにより生活の質が著しく低下し、他の関節にも悪影響を及ぼす可能性があります。

この記事では、股関節の痛みの原因や治療法について詳しく解説します。

股関節とは

股関節とは関節は、太ももの骨の先端にあるボール状の部分と、骨盤側にある深いお椀状の受け皿の組み合わせで形成された球関節です。

この関節は人体の中でも非常に動きが多い部分です。

正常な股関節では、受け皿がボールの先端の約4/5を包み込み、関節を安定させています。

歩行時には体重の3〜4倍の力がかかるとされています。

この力を支えるために股関節は筋肉や腱で覆われており、安定性を保ったままいろいろな方向に動かすことができます。

股関節の機能を正常に保つためには、周囲の筋肉を鍛え、関節に過度な負担をかけないことが重要です。

特にスポーツでは、股関節周りのトレーニングが怪我予防に不可欠です。

レントゲン診断では、変形性股関節症の有病率は1.0~4.3%で、120万~510万人になります。

男性は0~2.0%、女性は2.0~7.5%と女性に多くみられます。

変形性股関節症の原因

変形性股関節症は、一次性と二次性に分けられます。

一次性股関節症は、関節軟骨細胞の機能低下や関節支持組織の低下などが原因で、長年にわたり股関節にストレスが加わることで発生します。

関節の破壊、変形、修復が繰り返されることが特徴です。

二次性股関節症は、先天的または後天的な要因によるものです。

多くは発育性股関節形成不全などが原因で、赤ちゃんの時に股関節が脱臼していることもあります。

赤ちゃんの股関節の確認方法

1.両足を広げてひざが外に向くよう広げてみると、開きが悪くオムツが替えにくい。

2.下足の付け根のしわ
股のしわが深く、左右で長さが異なる場合がある。

3.片方の足だけ十分に開かない
寝かせた状態で両足をM字に開いた際、片方の足だけ十分に開かなかったり、立ち膝になる場合は股関節脱臼の疑いがあります。

変形性股関節症の症状

1.疼く痛み

股関節部だけでなく、お尻、太もも、膝に痛みが生じることがあります。

運動時や歩行時にも痛みがみられます。

2.可動域制限

痛みが増すとともに股関節の可動域が制限されます。

初期段階ではあまり制限はありません。

3.筋力低下

太ももやお尻の筋力低下がみられることがあります。

日常の動作では、階段昇降やしゃがみこみ、立ち上がりが不自由になります。

可動域制限が進行すると足の爪切りや靴下の着脱、靴紐を結ぶ、正座、などの動作が困難になります。

▼末期の症状

・痛みがひどくなる
・股関節がまっすぐ伸びなくなる
・歩行が困難になる
・左右の脚の長さが違ってくる

このような症状になる前に早めの治療、医療機関への受診をしましょう!

変形性股関節症の治療法

レントゲンで異常が認められ、痛みが軽微な場合は可動域訓練や筋力増強訓練が行われます。

痛みがあるからと動かさないでいると、生活に支障が出ます。

しゃがむ動作や歩行、階段の登り降りが困難になるため、痛みのない範囲での動かすことが重要です。

動かせない場合は、手技で筋肉に直接刺激を与える治療も行います。

関節損傷のチェック法

仰向けで行うチェック法では、骨と骨が擦り合わさることで痛みが出るかを確認します。

トーマステスト法

痛くない方の足を上げていきます。
その際に、上げていない足が勝手に上がってくると、変形性股関節症だけでなく、その他の要因も確認できます。

その他の股関節周りの怪我

その他、スポーツで実際に多く見られる、筋肉の損傷です。

股関節には多くの機能を持つ筋肉が存在します。

太ももの前部(大腿四頭筋)
後部(ハムストリングス)
内側(内転筋)
外側(腸脛靭帯)

などがあります。

大腿四頭筋の打撲・肉離れ
打撲は過去の記事をご参照ください。

肉離れは主に跳躍動作のあるスポーツで発生し、サッカーや陸上競技などが該当します。

ハムストリングス

足を前に振り出して接地する際や、接地から蹴り出す際に起こりやすいです。

急激な痛みや筋肉の硬さ、膝関節の曲げにくさが特徴です。

内転筋

サッカーのインサイドキック時や、アメリカンフットボールのタックル時に多く見られます。

腸脛靭帯

以下の記事をご参照ください。

単純性股関節炎

乳幼児に多く見られる一時的な股関節の炎症です。

通常、風邪などのウイルス感染の後に発症し、股関節部に痛みや腫れ、熱感を伴います。

まとめ

人工関節の治療で整形外科に通っている患者様を診察させていただいていますが、股関節の痛みに悩まれ、その生活の不便さを実感しています。

将来のことを考え、ご自身の足で歩き続けたいと思われる方、少しでも症状に心当たりがあり早急に改善したいとお考えの方は、ぜひお近くのこばやし接骨整骨院にご相談ください。

この記事を書いた人 : 後藤 誓(柔道整復師)


京都市内で6院展開のこばやし接骨整骨院グループでは、股関節の痛みの治療はもちろん、ケガの治療から予防法の指導まであなたのベストパフォーマンスを追及します。体の痛み・辛さでお悩みの方はご相談ください。

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