右橈骨遠位端骨折

【中学生2年生 男子】

転倒した際に右手をついて受傷。
徐々に腫れが強くなり、4日後に来院。

正常な左手との比較により見た目に軽度の腫れ、変形、その周囲の内出血がありました。
また、痛みによって動かし辛い運動制限も確認できました。

橈骨(前腕の親指側の骨)の端に、押すとピンポイントで痛い(圧痛)部分があり、その部分に一致した介達痛を確認しました。

介達痛とは

骨に周囲から圧力をかけた際の痛み。今回は握手して肘に向かって押して、骨の軸上に圧力をかけた際に、負傷部に痛みが出るかを見ています。(軸圧痛)

エコーにより骨折線を確認し、橈骨遠位端骨折と判断しました。

合併して血管損傷・神経損傷がないことを確認し、
徒手整復(元の位置に戻す)、ギプス固定をして病院へ紹介致しました。

3週間ギプス固定し、さらに2週間半シーネ固定(ギプスをカットして調整したもの)を行い、並行して超音波治療、リハビリを行い、回復されました。

当院グループでは徒手整復可能と判断した骨折・脱臼は応急的に徒手整復、固定を行ったのち、
医師に紹介させていただきます。

その後、連携を取りながら後療をさせていただいております。

骨折でも、皮膚を切ることなく、体にボルトなどをいれることなく、回復できるケースもあります。
何より、徒手整復で早急に骨の位置を戻すことで、痛みが軽減されて楽になり、予後も良いです。


京都市内で5院展開のこばやし接骨整骨院グループでは、スポーツ等によるケガの治療から予防法、体の使い方の指導まであなたのベストパフォーマンスを追及します。

体の痛み・辛さでお悩みの方はご相談ください。